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エステサロン等でのHIFU(ハイフ)施術にはリスクがあります
HIFUとは、High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)の略で、超音波を、レンズで焦点を合わせるように皮膚表面から数ミリ深い場所に集中して照射することで、その部分を高温に加熱するものです。前立腺がんの治療等に使用される技術で、美容で用いられるものは、その技術を転用したものです。
【HIFU施術の事故事例】
・エステサロンで施術後、体がだるく睡眠後の夕刻には口が動かず呂律も回らない状態。約2週間はよだれが出て、咀嚼もうまくできず。右側の口が麻痺し、目を閉じることができないことがある。(40歳代・右顔面神経麻痺)
・セルフエステで頬に照射した際、唇が痛くなった。3年経つが今でも痺れが残っている。(30歳代・末梢神経障害)
・美容院内で顔に10分程施術を受け、目の上側と下側にも照射をした。施術終了後から3〜4時間後に左目にもやがかかったような違和感があり、翌日明らかに目の中心部がかすんで白くぼやけた。(40歳代・急性白内障)
【事故等の原因】
HIFU施術における事故等の直接的な原因は、照射出力が高く、安全上信頼性の低い機器を用いていることや、施術に必要な解剖学や出力・照射方法の調整に関する知識が不十分な者が行った結果として、熱傷や神経障害などの事故に至ったものと考えられます。
また、その背景要因としては、以下の諸事情があると考えられます。
・HIFU施術および機器に関する法規制が及んでいないこと
・施術の技術的困難さが施術者に知られていないこと
・照射出力の高い機器が使用されていること
・信頼性の低い機器が使用されていること
・施術者の施術に関する知識の欠如
・注意喚起が行き渡らない業界の実態
・利用者がリスクを知らないこと
近年、被害相談が増えています。利用者としても施術後のリスクを十分に考慮した上で検討するようにしましょう。
不安に思ったことやトラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談してください。
【中央区消費生活センター 消費生活相談専用ダイヤル】
03-3543-0084 または 03-3546-5727